2025年09月14日
昨日より国際芸術祭「中之条ビエンナーレ」が始まりました。
お客様が首から下げられている10色のカラー紐をみるだけで、いよいよ始まったかーとわくわくします^^
当園では浅野暢晴さんの彫刻作品「トリックスター」たちが園内各所へ展示されています。
ガーデンズの中でもあまり人目につかなかい場所へ多く生息?しているトリックスターたち。
今まで見えているのに見えていなかったものへ意識が向く、というのは、ガーデンズが大切にしている「気づき」の大きな1つになるのではと思います。
アートに触れるときっと皆さんの気づきセンサーが敏感になると思いますので
作品はもちろんですが、草花たちからも何か発見を得ていただけるように
今日はお庭でアートを探す、をテーマに巡ってみました。
ローズガーデンのバラ。私はこの時期の葉っぱが好きで、とくに雨粒が乗るとみずみずしくて青がよりきれいに見える気がします。
新芽が赤い、人の子を赤子というように、なんとなく愛でたくなります。
剪定されたつるバラの枝ぶりと力強さ
草花のカーブ
つるバラの脱力感
在りそうで無さそうで在る 雨の日は水面が揺らめいて映る景色も曖昧です。
青のローズヒップと赤とんぼ 見上げると発見。最近秋らしくなってきたからか、赤いトンボがたくさん飛んでいます。
沢山の質感が入り混じるスパイラルガーデン
むしくい
とげで丁寧に包む
芝生の隙間から小さな世界
ミソハギの群れ 横を向くと、葉に光が反射してより一層美しいです。
網をはる
トリックスターを見た後だと、豆も、陶の作品のように見えます。
ヒガンバナ 花粉がついてより花火のような華やかさです。
湿った空気の中の赤は、ひときわ美しいですね。
茎がグラデなの不思議。自然はすごい。
苔むした岩
ふだんあまり気にして見ないところにも目を向けてみると、面白い発見がたくさんありました。
ガーデンも、ガーデナーによる自然観の再現をする1種のアートですので、美をこころゆくまで感じていただけたらと思います。
また、昨日は作家の浅野さんにお越しいただき、一緒に展示を巡るトークイベントも開催いたしました。
これまでの歴史や、作品へ込めた思い、ガーデンズでの展示をいかに楽しむかをお聞きでき、より一層この空間を味わうことができるようになりました。
期間中、不定期ですが在廊される日もございますので、もしいらっしゃったらぜひお話してみてください。
アーティストさんと聞くと少し敷居が高く聞こえるかもしれませんが、浅野さんはフレンドリーで思わずファンになってしまうこと間違いなしです。
また、10/5はトリックスターをお持ちの方限定で、トリックスター里親交流会イベントも開催いたします。
また、ビエンナーレ期間中は毎日トリックスタークイズラリーも開催中ですので、どうぞご参加ください。
武田